「遊ぶ」チカラ

こんにちは、チャイフ(@chaif123)です。

みなさん、最近「遊んで」いますか?一般的には「仕事をする」と対比的に「遊ぶ」が用いられています。しかしここでは、ちょっと違う意味で使いたいと思っています。

これからの時代は「遊ぶ」チカラ、「遊べる」チカラ、特にそれを仕事の中で発揮することが求められてくるのではないか、という話です。

興味が湧いてきたでしょう(‘ω’)フフフ…

それでは!

「遊ぶ」とは

まず、念のため「遊ぶ」という言葉の意味を辞書に聞いておきましょう。(読み飛ばしでOK)

1 スポーツ・趣味など好きなことをして楽しい時間を過ごす。

2 何もしないでぶらぶらして時を過ごす。決まった仕事・職がなく暇でいる。

3 飲酒・色事・ギャンブルなどに身を入れる。遊興する。

4 労力・機械・土地などが有効に使われずに捨て置かれる。

5 (「…にあそぶ」の形で)見物や勉学のために他の土地へ行く。旅行する。遊学する。

6 野球で、投手が打者のねらいをさぐったり、打ち気をそらしたりするために、わざとボールになる球を投げる。

7 相手をもてあそぶ。からかう。

8 詩歌・管弦などを楽しむ。(出典:コトバンク)

たくさんありますが、これらは使いません()。誤解を恐れずに表現すると、「遊ぶ」とはやらなくてもいいことをすることですね。

遊び心のある空間やサービスには魅力がある

大阪駅になぜかあるだまし絵

これは大阪駅の地下通路の壁に描いてあるだまし絵です。駅の壁を作るだけなら別に、要らないですよね?でも、ここを通ると子供は喜ぶし、大人でもよく写真を撮ったり、立ち止まって感嘆していたりします。何より、印象に残ります。

「駅を通る人たちに少しでも楽しい気持ちになってもらおう」という発想からでしょうか。ただ通るだけの道を作ればいいと考えていたら絶対に出てこないアイディアですね。

近未来的なゲート

一見普通の入館ゲートが……ピッ→「シュバババーン!」 玩具会社の遊び心あふれる近未来ドア、設置の経緯聞いた

twitterで話題になったこのゲート。おもちゃを作る会社で、創造力が増すとかの効果はさておき。セキュリティの観点だけでいえば言うまでもなく要らない機能です。でも、魅力的ですよね。一度実際に見てみたくなりますし、同じような商品が2つあって片方が「あのかっこいいゲートがある会社」って知ってたら多分買っちゃいますよ。笑

このように、必要な機能の上に「遊び」がプラスされた空間やサービスというのは、他と違う魅力を放つものです。では、この「遊び」とやらを、もう少し分解してみましょう。

遊びには2種類ある

僕が思う「遊び」の概念には2つあります。

ここでいう2種類の遊びとは、PlayとMarginです。(こういう同音異義語を一発で説明するのには、英語を使うのがいいと思っている。)

どちらも重要ですが、特に僕が強調したいのはMarginの方です。

Play

Playに関しては、どちらかといえばメンタル的な話ですね。

いわゆる平日に仕事をして、休日に遊びに行く、といった場合の「遊ぶ」ではなく、仕事の中で「遊ぶ」ことです。

「遊び感覚で仕事をする」と言い換えたほうがいいかもしれません。かといって、適当にやるわけでも、暇つぶしでやるわけでもありません。

仕事のデキる人ほど、余裕を持って楽しそうに自由に仕事をしている印象があります。深刻になりすぎず、どこかで「遊び感覚」でいられることが、気持ちに余裕を生み、結果としてより良いアウトプットを生むことに繋がる、というわけです。

「真剣にやれよ!仕事じゃねぇんだぞ!」

かの有名な司会者・タモリさんの名言がありますが、そもそも「遊び」も適当ではなくみんな真剣にやっているはずなんですよね…

遊び感覚でやりつつ、その上で真剣にやる、というスタンスを持つことが重要になります。

Margin

Marginに関しては、アウトプットに関わる考え方です。

Marginとは”余白”、”余裕”という意味です。

僕の友人曰く、「これからの時代は”プラスワン”が求められる」そうです。

また、デイル・ドーテン著「仕事は楽しいかね?」には次のように引用されています。

それはね、”あるべき状態より、良くあること”なんだ。

つまり、やるべきことだけをやるのではなく、+αをつけることが重要なのです。

「自分の色を出す」と言い換えてもいいです。受け取る人にとっては「余計なお世話」かもしれません。

要求されたもの以上の「遊び」の部分を付け加えることを意識すると、周りからあなたへの目線が変わります。何か変わったことをやっているぞ、と。

また、メンタル的には、義務感ではなく、ホスピタリティ(奉仕の精神)を軸にしてみるのもいいと思います。「相手のために、期待以上のアウトプットを出そう」という考え方ですね。

日々「遊べているか?」と自問する

「遊び」とは、効率性や利便性に逆行する考え方です。ムダを省き、限られた時間の中で効率重視、という時代の流れの中で、あえて「遊ぶ」ことによって付加価値をつけることが重要視されています。

世の中には本当にムダなことも存在するので、効率性を求める一方で、「遊ぶ」ことが理想的ですね、あぁ、なんて難しいことを…

仕事以外の時間も含めて、「毎日をこなすだけで精一杯」という状態では新しいアイディアは生まれません。

  • 遊び感覚でやる
  • +αを付け加える

これらは簡単ではない、というか、継続するのが簡単ではないです。「遊び」は基本的にはやらなくてもいいことなので、油断すると忘れます。

なので、単純なようで効果的な方法として、思い出したときに「遊べているか?」ということを自問してみるのがいいですね。

それでは。

チャイフ

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