「第2領域」にフォーカスすべき理由と3つのコツ

こんにちは、チャイフ(@chaif123)です。

突然始まりました、「ライフエンジン」(2023年にサービス終了済み)というオンラインコミュニティに入って知ったこと、考えが変わったこと、パラダイムシフトが起きたことシリーズです。

この書き方だと、「そういうことを教えたり説いたりしてるコミュニティ」だと勘違いされそうですね…(˘ω˘)そうではなく、ただ話している時にそういう会話がたまたま出てきて、個人的に学びになったっていうだけです。

さて、第10回目は、重要だが緊急ではない、ついつい先延ばしにしてしまう類のタスク、人呼んで『第2領域』にフォーカスする、という話です。

ちなみに、jMatsuzakiさん(@jmatsuzaki)のブログ、動画で第2領域についてわかりやすく紹介されていますので、お急ぎの方は動画だけ見ていただくのもいいと思います。

【7つの習慣】緊急&重要の4領域を自由自在に移動して第二領域に集中するテク

それでは!

第2領域とは?

第2領域とは『7つの習慣』の用語で、タスクの優先度を重要度と緊急度によって4つに分類した際の、「重要だが緊急でない」タスク全般を指します。

第1領域〜第4領域
  • 第1領域:重要 / 緊急
    • トラブル対応、期限のある仕事
  • 第2領域:重要 / 緊急でない
    • 準備、計画、整理、休息、勉強、予防、PCを高める行動、人間関係づくり(※PC:成果 (Production)を生み出す能力(Capability))
  • 第3領域:重要でない / 緊急
    • 多くのメール、多くの電話、多くの会議、無意味な接待や付き合い
  • 第4領域:重要でない / 緊急でない
    • 雑用、多くのメール、多くの電話、暇つぶし、惰性の遊びなど

第2領域は、一言で言えば「将来への投資」になるようなタスクです。今すぐやらなくても特に問題はないが、やるとやらないとでは、自分の人生についてゆっくりと、しかし大きな影響を及ぼしてくるタスクです。

※ちなみに表記について、本書に忠実に従うなら「第II領域」と記載するのが適切ですが、なんとなく読みづらいので「第2領域」にしてます。別に「第二領域」でもいいと思います。

なぜ第2領域へフォーカスすることが必要なのか?

そもそも、なぜ第2領域へフォーカスすることが必要なのでしょうか?

先ほど第2領域のことを「将来への投資」と言い換えましたが、平たく言えば「やりたいこと」、もっと言えば「やりたいけどできていないこと」です。

第2領域にフォーカスすべき理由は実にシンプルで、そのようなつい先延ばしにしてしまう第2領域に時間を使えば使うほど、あなた自身の「人生が豊かになる」からです。

なぜ第2領域にフォーカスするのが難しいのか?

第2領域にフォーカスする、と言うのは簡単ですが、これが非常に難しいのです。その理由の1つが、モラルライセンシングです。モラルライセンシングとは、簡単に言うと「良いことをすると悪いことをしたくなる心の動き」です。

モラル・ライセンシングが発生するメカニズムと効果的な対策3選

多くの人は、24時間の使い方が第1領域、第3領域、第4領域だけで構成されています。その流れはこうです。

第2領域以外の3つに時間を使ってしまうよくある流れ
  1. 第1,3領域のタスクに追われる(家事、仕事、惰性の付き合いなど)
  2. なんとなく「がんばった感」が出る
  3. 第4領域のタスクをする(暇つぶしの遊び・娯楽、ネットサーフィンなど)

モラルライセンシングを防ぐコツはありますがかなり訓練が必要で、無意識に過ごしていたら必ず発生すると思っていいです。なので、第2領域のタスクに時間を使うためには、意識を変えるしかありません。

第2領域にフォーカスするコツ

では第2領域にフォーカスするコツを、3つ紹介します。

計画を立てる

第一に、計画を立てることです。

『7つの習慣』の中では、第3の習慣「最優先事項を優先する」という内容で第2領域という単語が出てきますが、その前段階として、第1の習慣「主体的である」第2の習慣「終わりを思い描くことから始める」を実践できていることが前提です。

というのも、第1領域と第3領域のような緊急のタスクには、どうしても受動的に「反応(react)」してしまいます。しかし、真に重要なのは第2領域のような緊急でないタスクに対して、能動的に「動く(act)」ことです。そしてそのためには、第1の習慣「主体的である」が必要不可欠になるのです。

先ほど述べたとおり、無意識に1日を過ごしていたら、第2領域の時間は取れません。だからこそ計画を立て、第2領域を実行する時間を少しでも組み込むのです。

それは1日でもいいし1週間でもいいし、1ヶ月でも、1年でも大丈夫です。今日の終わり・今週末・今月末・今年の終わりにどうなっていたいかを想像して計画を立て(終わりを思い描く)、第2領域を実行する(最優先事項を優先する)ために、能動的に動く(主体的である)のです。

習慣にする

第二に、習慣にすることです。

計画といっても、今までの時間の使い方になかった第2領域をいきなり1時間も2時間も取ろうとするような計画にしてはいけません。計画を立てても絶対できなくて「あぁ、ワイは自分との約束も守られへんダメ人間や…_(:3 」∠ )_ 」ってなってしまうのがオチです。悲しいです。

そこで、1日の間で「5分だけ」するように計画を立てるのです(1分でもいいです)。いいですか、いきなり結果を求めるのではなく、まずは習慣にすることを第一目標とするのです。

習慣化の鉄則は、ハードルを極限まで下げること

※ちなみに、この項で言及している「習慣」はいわゆる”habit”生活習慣のことです。それに対して、著書『7つの習慣』の「習慣」という単語は、いわゆる”habit”生活習慣のようなイメージではなく、もっと根本的な、原則的な、価値観・考え方の基礎を意味しています。ご注意あれ。

第1領域になりそうなことを予防する

第三に、第1領域になりそうなことを予防することです。

第1領域が発生する→第4領域に流れるのは、マストです。そうすると、直感よりも2倍多くの時間を奪われてしまいます。したがってここでの狙いは、「第1領域→第4領域のモラルライセンシングを防ぐ」のではなく、「そもそも第1領域を発生させないこと」です。

例えば、病気や怪我をした時に「病院へ行く」というのは完全に第1領域のタスクです。すぐに実行しなければ事態は悪化します。しかし、普段から健康的な生活を心がけ、病気や怪我にならないように体調管理(予防)をしておけば、そもそも「病院へ行く」というタスクは発生しません。

例えば、生活するお金がなくてなんらかの形で誰かに「お金を借りる(急いで稼ぐ)」というのは完全に第1領域のタスクです。すぐに実行しなければ事態は悪化します。しかし、普段から経済的な生活を心がけ、金欠にならないように運用・貯金(予防)をしておけば、そもそも「お金を借りる(急いで稼ぐ)」というタスクは発生しません。

そういうことです。(?)

まずは計画を立てるのだ!

いかがでしたでしょうか。

第2領域は「緊急でない」のが一番難しいところです。やらなくても困らないので、しっかり計画を立てて、強い意志を以て実行しないと、ついつい先延ばしにしてしまうものです。僕も昔はそうでした。今でも、気を抜いたり疲れている時は、第1、3、4領域だけで1日が終わってしまう日もあります。

しかし、どうでしょう?いつもよりちょっと早起きして(これが激ムズなのは知ってる)、1日の一番最初に第2領域をやってしまう計画にすればいいのです!これなら簡単ですよね(は?)。

それでは。

(ちなみに計画を立てるという意味でも、タスク管理ツールには「タスクシュート時間術」がおすすめです!)

タスク管理においてタスクシュート時間術が選ばれる理由

チャイフ

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